短歌のピーナツ

堂園昌彦・永井祐・土岐友浩が歌書を読みます。

2016-09-01から1ヶ月間の記事一覧

第26回 永田和宏『解析短歌論』

「ない」を見る眼 土岐友浩 解析短歌論―喩と読者 作者: 永田和宏 出版社/メーカー: 而立書房 発売日: 1986/02 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 「短歌のピーナツ」第10回で、塚本邦雄の『新撰小倉百人一首』を取り上げた。その名の通り、百人一…

第25回 安田純生『現代短歌のことば』

永井祐 こんにちは。 今日は、安田純生『現代短歌のことば』(邑書林)です。 現代短歌のことば 作者: 安田純生 出版社/メーカー: 邑書林 発売日: 1993/12 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件) を見る 1993年刊。 これは、文語に関するお話です。 …

第24回 小高賢『宮柊二とその時代』

宮柊二と戦後社会 堂園昌彦 宮柊二とその時代 (五柳叢書) 作者: 小高賢 出版社/メーカー: 五柳書院 発売日: 1998/05 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (3件) を見る こんにちは。堂園です。 今日やる本は、小高賢さんが1998年に五柳書院から出した『宮…

第23回 高島裕『廃墟からの祈り』

光を待つ 土岐友浩 廃墟からの祈り 2007年12月、京都で「いま、社会詠は」というシンポジウムが開催された。 小高賢が結社誌「かりん」の誌上で、イラク戦争などを背景として、現代における社会詠の難しさを論じ、青磁社の時評を担当していた大辻隆弘、吉川…